JR東日本首都圏本部は20日、上野駅中央改札前グランドコンコースのリニューアルにあわせ、同駅に展示しているアート作品の修復・補修を実施すると発表しました。

上野駅グランドコンコースでは、改札口付近に猪熊弦一郎作の壁画「自由」、券売機付近に平山郁夫作のステンドグラス「ふる里 日本の華」の2作品が展示されています。同社では、東京藝術大学と連携し、両作品を修復・補修することで、「上野駅の価値ある資産」として次代へ継承していくとしています。

「自由」は、2025年度末の修復完了を予定。「ふる里 日本の華」は、2025年夏ごろに補修作業に着手し、2026年度中に再設置するとしています。また、修復・補修に際して、同社はクラウドファンディングを実施するとしています。
上野駅のリニューアルでは、両アート作品の修復・補修のほか、券売機やみどりの窓口、「駅たびコンシェルジュ」などのレイアウトを変更。コンコースを拡幅するほか、チケットサービスと訪日旅客向けサービスのエリアを明確に区分することで、快適性、利便性の向上を図るとしています。
