JR東日本は、16日に発表した2025年夏の臨時列車運転概要において、255系を使用した臨時列車を運転することを発表しました。

255系が使われるのは、新宿~安房鴨川間を走る特急「新宿わかしお」1・2号のうち、8月9日~17日の土休日に運転する列車。また、8月9日~11日の3日間は、東京~安房鴨川間の臨時特急「わかしお」89号でも使用されます。
255系は、房総方面の特急向けに開発され、1993年にデビューした特急型電車。2024年までは「しおさい」の定期運用を持っていましたが、同年3月のダイヤ改正でこれを喪失。同年9月からは臨時列車での運用もない期間が続いていました。しかし、2025年のゴールデンウィークには、255系を使用した「新宿さざなみ」と臨時「しおさい」が運転され、話題を呼びました。
現在、千葉方面の定期特急列車(成田エクスプレスを除く)で使われている車両は、5両編成のE257系500番台と、6両編成のE259系の2形式。JR東日本千葉支社は、ゴールデンウィークについては「255系は9両編成で座席数も多いことから、GWに少しでも多くのお客さまにご利用いただけるよう」投入したと説明していました。