JR西日本は16日、特急「くろしお」の運転開始60周年を記念したラッピング車両を運転すると発表しました。

ラッピングは、「くろしお」で使用している287系6両編成1本を対象に実施。両先頭車に、1989年に運転を開始した381系「スーパーくろしお」をイメージしたデザインを施します。
「くろしお」は、1965年に名古屋~天王寺間で運転を開始。1978年には381系が投入され、1989年には同形式のリニューアル編成を使用した「スーパーくろしお」が運転を開始しています。1996年には283系を使用した派生列車である「オーシャンアロー」(当初の列車名は「スーパーくろしお(オーシャンアロー)」)が登場。1998年より、381系の塗装が283系と同じ色合いのものに変更され、その過程で、今回ラッピングで復活する「スーパーくろしお」塗装は消滅していました。
JR西日本では、「くろしお」運転開始60周年を記念して、今回のラッピング車両による団体臨時列車を運転する予定。その他の60周年記念イベントについても、決まり次第発表するとしています。
ラッピング車両は、2025年7月5日から2026年2月28日ごろまで運転する予定。初日は神戸~白浜~天王寺間の団体臨時列車で使用しますが、以降は新大阪~新宮間の「くろしお」で運転されます。