JR北海道は14日、新札幌高架橋の耐震補強工事に着手すると発表。その一環として、新札幌駅のリニューアルも実施すると発表しました。

リニューアルでは、駅周辺との一体感を演出し、新たな新札幌の玄関をイメージしたものに、デザインを一新。周辺地域の素材を活用し、木やレンガ調でぬくもりを感じる空間を構築します。また、駅出入口の扉を改札側に移設するほか、改札外コンコースの通路幅を面積を拡張することで、スムーズな導線確保と混雑緩和を図ります。待合スペースは扉つきの「待合室」に変更し移設。このほか、高架下商業施設として、「交通結節点にふさわしい商業施設」の開業を計画しているといいます。


新札幌駅の新たな商業施設は、3号館が2027年度第1四半期、1・2号館が2028年度第2四半期の開業を予定。駅のリニューアルは、2028年度第3四半期の完成を予定しています。
新札幌高架橋は1973年に開業したもので、国の通達により耐震補強を必要とする高架橋に該当します。工事では、支障する商業施設を撤去し、高架橋の柱と橋脚に鋼板を巻くことで補強。高架橋柱158本、橋脚1基が対象となっています。