小田急箱根は13日、小田原~箱根湯本間で、2026年に普通列車のワンマン運転を開始すると発表しました。
ワンマン運転対応車両では、ハードウェア対策として、車両の側面に「車両側方カメラ」、運転席に「側方カメラモニター」「ドア開閉スイッチ」を設置。ドア開閉スイッチは、ホームがない側の扉を開くことができない「誤開扉防止装置」を搭載しています。加えて、車内防犯設備として「車内防犯カメラ」を設置。これらの装備により、運転席からカメラ映像を通しての車両側面の状況確認や、非常時に旅客がSOSボタンを押した際の運転士との直接通話を可能とすることで、安全性を担保するとしています。

小田急箱根は、生産年齢人口の減少にともない、乗務員の確保が難しくなることが予測されていることから、列車本数を維持するためにワンマン運転の実施を決定したと説明しています。
ワンマン運転は、普通列車を対象に、2026年3月より実施する予定。本格運用開始に先立ち、同社は2025年11月より、乗務員の習熟運転を実施するとしています。