鉄道コム

多摩都市モノレール、「路面電車の法律」で延伸工事に特許

2025年5月9日(金)16時41分

多摩都市モノレールは9日、東京都と連携し進めている延伸計画について、軌道法に基づく特許を国土交通大臣より受けたと発表しました。

多摩都市モノレール
多摩都市モノレール

同社が特許を受けた延伸計画は、現在の終点である上北台駅(東大和市)から西北西に進み、武蔵村山市を経由して、西多摩郡瑞穂町のJR八高線箱根ケ崎駅付近に至るもの。路線延長は約7.0キロで、終点を含め7つの駅を新設する計画です。建設費は、総額で約1290億円を見込んでいます。

多摩都市モノレール延伸区間の位置図
多摩都市モノレール延伸区間の位置図

軌道法は、本来は路面電車を対象とした法律です。しかし、1972年公布の「都市モノレールの整備の促進に関する法律」によって、モノレールが走る線路の支柱、桁、駅舎などのインフラ部を道路扱いとし、国や自治体による補助を受けることができる仕組みが整えられているため、モノレールの新設・延伸時も、軌道法に基づいて特許を申請することがあります。今回の多摩都市モノレールの延伸計画でも、同法律に基づいて軌道法に基づく特許を申請。インフラ部は、東京都が工事を施行することを基本としています。

上北台~箱根ケ崎間の延伸区間は、2030年代半ばの開業を予定しています。

2025年5月9日(金)16時41分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 超電導リニアL0系 改良型試験車「M10」投入[2025年夏]
  • 東急大井町線各駅停車用6020系導入[2025年夏以降]
  • 伊予鉄道ICい~カードサービス終了[2025年9月]
  • 京阪電気鉄道運賃改定[2025年10月1日(水)]
  • 井原鉄道運賃改定[2025年10月1日(水)]
  • 身延線(鰍沢口~甲府間)TOICA導入[2025年秋]

鉄道コムおすすめ情報

画像

側面はふたたびラッピングに

京急が2025年度に1000形8連2本の導入を発表。側面は「塗装」から「ラッピング」に戻る形に。

画像

JR東海の311系、6月末引退

名古屋圏で活躍した311系が6月末で定期運用終了。引退前の記念装飾掲出、廃車回送乗車ツアーも。

画像

「緑色のサザン」復活

特急「サザン」用の南海10000系1本が、6月からデビュー時の濃淡グリーンのツートンカラーに。

画像

名鉄の新型車両「500系」

既存の100系を置き換える車両。鶴舞線直通用として、2026年度より順次導入。

画像

ニコン「Z5II」の実力は?

スタンダード機でも性能充実! 鉄道カメラマンの助川康史さんが、ニコンの新ミラーレスカメラ「Z5II」の魅力をご紹介します。

画像

5月の鉄道イベント一覧

新緑がまぶしい季節となりました。5月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。