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東北で「短い特急車両」による「夜行列車」運転へ 普段は乗り入れない駅にも入線

2025年5月9日(金)10時35分

JR東日本びゅうツーリズム&セールスは、8月31日に開催される第97回全国花火競技大会「大曲の花火」の鑑賞者向けに、夜行列車に乗車するツアーを開催します。

「大曲の花火」観賞ツアーの団体臨時列車で使われるE751系
「大曲の花火」観賞ツアーの団体臨時列車で使われるE751系

このツアーは、青森・新青森・弘前駅発着、八戸駅発着、函館駅・五稜郭駅・新函館北斗駅発着を設定。青森・新青森・弘前~大曲間では、団体臨時列車に乗車し移動します。

団体臨時列車に使われるのは、E751系。普段は特急「つがる」「スーパーつがる」で使われている、4両編成の短い特急車両です。通常の営業運転区間は秋田~青森間のみのため、大曲駅への入線は珍しいものとなります。

また、この団体臨時列車は、往路は昼間の運転ですが、復路は夜行列車としての運転。大曲駅を1時14分に出発し、青森駅には5時20分に到着するダイヤです。なお、夜行列車ではありますが、車内照明は消灯しないとのことです。

ツアーの申込は、JR東日本びゅうツーリズム&セールスの「日本の旅、鉄道の旅」ウェブサイトなどで受付中。団体臨時列車乗車のほか、現地の観覧席や、夕食の弁当なども含まれています。旅行代金は、青森駅発着の普通車利用プランが大人2万5000円、小学生2万1000円など。なお、本ツアーでは、E751系の普通車のほか、グリーン車利用プランもありますが、本記事公開時点において、青森・新青森・弘前駅発着のグリーン車利用プランはキャンセル待ちとなっています。

2025年5月9日(金)10時35分更新

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