東京メトロは4月28日、運輸系職種の社員を対象に、制服着用時の身だしなみルールを改正すると発表しました。

対象となるのは、駅社員および乗務員です。改正内容は、夏制服の着用期間を延長するほか、ネクタイの着用は通年任意に。髪はより明るい色まで染色可能とするほか、装飾品の着用や爪は、業務に支障のない範囲で選択可能とし、性別を問わない共通の基準とします。このほか、業務中に着用する靴は、革靴以外にも、暗色系のスニーカーが選択可能となります。
東京メトロは、今回のルール改正について、寒暖差が激しい昨今の気候変動や時代の変化にも柔軟に対応できるよう、社員が快適に働ける環境を整備するとともに、男女別の基準を撤廃し一人ひとりの多様性を尊重すること、基準の範囲内で信頼される身だしなみを自ら選ぶことを可能とすることを目的としていると説明しています。
新ルールは、5月1日より適用。同社では、安心・安全・信頼という運輸現業社員の基本的な考え方は今までと変わらず、改正したルールをもとにこれからも引き続き、安全・安定運行かつ高品質な輸送サービスの提供等に努めていくとしています。