鉄道コム

江ノ電に新型「700形」2026年度デビュー! 車内は「編成別」のテーマカラーに

2025年4月24日(木)11時45分

江ノ島電鉄は24日、新型車両「700形」の導入を発表しました。

江ノ島電鉄の新型車両「700形」(イメージ)
江ノ島電鉄の新型車両「700形」(イメージ)

700形の開発コンセプトは、「日常から非日常まで 想いを紡ぐENODEN」。沿線に暮らす人々と、鎌倉・江の島を訪れる人々、それぞれの想いやときめきを紡ぐ存在となる、明るく未来志向の車両を目指すとしています。

車両の外観は、傾斜した大きな前面ガラスやシャープなアイラインに、より未来を見据えた新しいデザインとします。あわせて、前面ガラスを拡大することで視界を広げ、湘南の眺望を意識しました。

車内では、海側は1人掛けのボックスシート、山側はロングシートを設置。海沿いの景色を楽しめるよう、着席時の視線が海側を向く座席配置とします。また、座席や床の色は、鎌倉・江ノ島をイメージしたテーマカラーを採用。編成ごとに別のテーマを使用し、乗るたびに新たな発見を届けるとしています。テーマカラーは、「タンコロ」から歴代車両へと続く伝統色「江ノ電グリーン」、美しい海沿いの景色をイメージしたという「江の島ブルー」、古都鎌倉のゆとりや落ち着きを感じさせる「鎌倉ストーングレー」の3つです。

車内は1人掛けボックスシートとロングシートの配置。こちらは「江ノ電グリーン」がテーマカラーの編成です(イメージ)
車内は1人掛けボックスシートとロングシートの配置。こちらは「江ノ電グリーン」がテーマカラーの編成です(イメージ)
「江の島ブルー」がテーマカラーの車内(イメージ)
「江の島ブルー」がテーマカラーの車内(イメージ)
「鎌倉ストーングレー」がテーマカラーの車内(イメージ)
「鎌倉ストーングレー」がテーマカラーの車内(イメージ)

このほか、車内防犯カメラ、車両側面カメラ、通話型の非常通報装置の設置、バリアフリー対応や多言語放送の導入により、安全・安心・快適性の向上を図るとのことです。さらに、窓には鉄道車両で初採用だというフィルムを貼り付けるとのこと。飛散防止を図るとともに、まぶしさを抑え、色鮮やかな景色を楽しむことができるとしています。

床下機器では、VVVFインバータ制御装置や回生ブレーキを採用。既存の1000形と比較すると、約49パーセントの消費電力低減を実現します。

700形は、2026年度に導入する予定。江ノ島電鉄の新型車両導入は、2006年の500形以来、20年ぶりとなります。江ノ島電鉄によると、700形の導入本数や、700形によって置き換える車両については、現在は検討段階だといいます。

2025年4月24日(木)11時45分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 超電導リニアL0系 改良型試験車「M10」投入[2025年夏]
  • 東急大井町線各駅停車用6020系導入[2025年夏以降]
  • 伊予鉄道ICい~カードサービス終了[2025年9月]
  • 京阪電気鉄道運賃改定[2025年10月1日(水)]
  • 井原鉄道運賃改定[2025年10月1日(水)]
  • 身延線(鰍沢口~甲府間)TOICA導入[2025年秋]

鉄道コムおすすめ情報

画像

側面はふたたびラッピングに

京急が2025年度に1000形8連2本の導入を発表。側面は「塗装」から「ラッピング」に戻る形に。

画像

JR東海の311系、6月末引退

名古屋圏で活躍した311系が6月末で定期運用終了。引退前の記念装飾掲出、廃車回送乗車ツアーも。

画像

「緑色のサザン」復活

特急「サザン」用の南海10000系1本が、6月からデビュー時の濃淡グリーンのツートンカラーに。

画像

名鉄の新型車両「500系」

既存の100系を置き換える車両。鶴舞線直通用として、2026年度より順次導入。

画像

ニコン「Z5II」の実力は?

スタンダード機でも性能充実! 鉄道カメラマンの助川康史さんが、ニコンの新ミラーレスカメラ「Z5II」の魅力をご紹介します。

画像

5月の鉄道イベント一覧

新緑がまぶしい季節となりました。5月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。