近畿日本鉄道は21日、特急「ひのとり」による夜行列車乗車企画「ミッドナイトひのとり」を、6月15日、7月20日、9月14日に開催すると発表しました。

今回の夜行列車は、「ひのとり」こと80000系を使用。大阪難波駅を0時01分に出発し、近鉄名古屋駅に7時02分に到着するダイヤです。途中、大阪上本町駅、鶴橋駅、津駅、白子駅、近鉄四日市駅、桑名駅にも停車し、各駅での乗降も可能です。また、時間調整のため、名張駅でも約4時間停車しますが、同駅での乗降はできません。近鉄では、東海・首都圏方面への観光利用のほか、大阪・関西万博や、テーマパーク、ライブ鑑賞など関西の魅力を満喫した後の利用など、大阪・名古屋間を特急「ひのとり」でリラックスしながら移動することが可能と説明しています。
この列車の乗車には、旅行商品の申込が必要で、通常のきっぷでの利用はできません。大人1人あたりの旅行代金は、大阪難波~近鉄名古屋間利用のレギュラーシート1人2席利用プランが8000円、同2人2席利用プランが6000円、プレミアムシート利用プランが9700円など。申込は、4月22日10時より、近鉄各駅の営業所、「近鉄旅の予約センター」ウェブサイトにて受け付けるとしています。

「ひのとり」は、近鉄名古屋~大阪難波間を走る、いわゆる「名阪特急」に主に使われる車両。新造車としては、近鉄で最も新しい特急型車両です。「ひのとり」による夜行列車は、4月~9月に4回、近鉄名古屋駅発で運転されることが、2月に発表されています。