広島電鉄は22日、乗車券システム「MOBIRY DAYS」の機能向上と新たな施策について発表しました。

5月には、広島電鉄路面電車の新たな施策として、全車両で全扉から降車できる取り扱いを開始します。現在は超低床電車や連接車両のみが対象となっている取り扱いですが、MOBIRY DAYSを1人で利用している場合には、単車でも全扉からの降車が可能とします。なお、複数人精算などの乗務員操作が必要な場合や、「ICOCA」「Suica」などの全国交通系ICカード、現金、1日乗車券で乗車する利用者は、従来通り、乗務員がいる扉のみの降車取り扱いです。

また、8月からは、電車・バスの車内でMOBIRY DAYSの現金チャージが可能となります。対象となるのは、広島電鉄の路面電車とバス、エイチ・ディー西広島が運行する「ボン・バス」、芸陽バス、備北交通など。MOBIRY DAYSのQRコードまたは専用ICカードで対応します。こちらも、ICOCAやSuicaなどの全国交通系ICカードは対象外です。

全扉からの降車取り扱いは、5月1日に開始。現金チャージは8月の開始予定で、詳細は改めて発表するとしています。