西武鉄道などは9日、東村山駅付近の新宿線下り線を、6月29日に高架化すると発表しました。

西武新宿線、国分寺線、西武園線が乗り入れる東村山駅付近では、東京都、東村山市、西武鉄道が連携し、連続立体交差事業が進められています。同事業の延長は、新宿線約2.3キロ、国分寺線約0.8キロ、西武園線約1.4キロの、合計約4.5キロ。このうち、今回高架線となるのは、新宿線の下り線約2.3キロです。この線路切換により、府中街道などの4か所の踏切において、遮断時間が短くなることが見込まれ、踏み切りによる交通渋滞の緩和が期待されるといいます。


西武鉄道などは、今回の新宿線下り線の高架化に引き続き、国分寺線・西武園線及び新宿線上り線についても、早期の高架化に向け、工事を進めていくとしています。連続立体交差事業の事業期間は、鉄道が2028年度の完成、側道整備が2030年度の完了を予定しています。

なお、西武鉄道や東村山市では、東村山駅高架ホームの供用開始を前に、6月1日に施設見学会を開催する予定です。電車が走行する線路やホームを歩くことができるイベントで、定員は計400人。うち200人は東村山市在住者が対象です。参加申込は、5月2日から12日まで、「西武線アプリ」で受け付けます。