JR北海道は28日、留萌本線深川~石狩沼田間の鉄道事業廃止届を、国土交通大臣に提出した。
留萌本線は、かつては深川~増毛間66.8キロを結んでいた路線。利用客の減少やJR北海道の経営問題などを理由に、2016年から段階的に廃止が進められてきた。現在は深川~石狩沼田間14.4キロのみの路線となっており、JRグループで「本線」を名乗る路線としては、最も短いものとなっている。
JR北海道では、深川~石狩沼田間の鉄道事業廃止について、沿線自治体と2022年8月に合意。その後、廃止後の代替交通についてもおおむね合意に至ったことから、今回の事業廃止届提出に至った。
深川~石狩沼田間の廃止予定日は、2026年4月1日。前日の3月31日が最終営業日となる。