JR四国などは27日、車内で車掌からきっぷ(車内補充券)を購入する際の支払い方法として、QRコード決済に対応すると発表した。

QRコード決済は、4月1日の始発列車より利用可能となる。対象は、JR四国管内で車掌が乗務する列車。ワンマン列車は対象外となる。決済手段は、PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイの4種。現金支払いも従来通り対応する。
なお、車内補充券で取扱い可能なきっぷの種類やエリア、乗車券類変更には制限があり、内容によってはQRコード決済が利用できない場合があるという。また、QRコード決済により発券したきっぷの払いもどしは、残高への返金となる。また、JR四国では、「有人駅及び券売機設置駅では、あらかじめ駅等できっぷをご購入のうえ列車にご乗車ください」と呼びかけている。
JR四国では、東洋電機製造が開発した「車内補充券発行アプリ」を採用し、車掌が車内補充券を発券する際に使用している。両社およびDGフィナンシャルテクノロジーは今回、同アプリにQRコード決済機能を搭載。これにより、現金以外での支払いに対応する。JRグループにおいて、車内補充券購入時におけるQRコード決済への対応は、初の取り組みだという。