大阪メトロは14日、4月2日に中央線のダイヤを改正すると発表した。4月13日から10月13日まで開催される大阪・関西万博に対応するものとなる。
今回発表したダイヤは、万博開催期間を挟む、4月2日から10月13日までに限定して適用する。
期間中は、平日ダイヤと土日休日ダイヤの種別を統一し、曜日に関わらず同じダイヤで運転する。また、列車本数を増発し、最大で2分30秒間隔、1時間あたり片道最大24本の列車を運転する。弁天町～朝潮橋間の運転本数は、改正前の平日上り（夢洲方面）が177本、同下り（長田方面）が181本、土日休日の上りが151本、同下りが155本のところ、改正後は上りが376本、下りが379本で、改正前の倍以上の運転本数となる。
また、4月中旬から7月中旬までの平日には、「子ども列車」を運転する。日帰り教育旅行の団体や引率者向けに設定するもので、「子ども専用列車」と「子ども優先列車」の2種類を設定する。
子ども専用列車は、森ノ宮→夢洲間で運転。停車駅は森ノ宮駅、弁天町駅、夢洲駅のみとなる。前方の最大4両を、一般利用者が乗車できない子ども専用車両として取り扱う。専用車両以外は一般利用者も乗車できるとしている。
子ども優先列車は、長田→夢洲間で、各駅停車として運転する。各駅から生徒・児童が乗車することから、大阪メトロは同列車について、「一般のお客さまはご乗車を控えていただきますようお願いします」と呼びかけている。
子ども列車は上りのみの設定で、9時台に最大3本、10時台に最大12本を運転する。日帰り教育旅行で来場する児童・生徒の人数にあわせて、本数を調整し運転するという。
このほか、夢洲駅発の最終列車の時刻を変更し、同駅24時20分発とする。
大阪メトロは同日、ニュートラムの増発ダイヤパターン追加についても発表した。4月9日から10月13日まで、2分30秒間隔で運転する時間帯を拡大した3種類の増発ダイヤを追加し、平日は5パターン、土日休日は6パターンで運転する。毎月25日に翌月分のダイヤを決定し、同社ウェブサイトで発表するとしている。
また、大阪メトロ中央線と直通している近鉄けいはんな線でも、4月2日にダイヤを改正。平日・土休日ダイヤの区分を統合するほか、列車を増発する。
