三岐鉄道は10日、三岐線用の新型車両「5000系」を導入すると発表した。

5000系は、JR東海より譲受した211系5000番台を改造し、投入するもの。JR東海時代より帯色を変更したほか、車内もリニューアルしている。扉3か所の上部には情報案内ディスプレイを新設したほか、通話型の非常通報装置も設置。座席や床面も一新した。また、日本語と英語による自動放送に対応しており、始発駅発車後、終着駅到着前には、車内メロディを放送する。柳田淳記氏による曲で、上り(富田方面)は伊勢湾の海、風、光を表現した「きらめきの海風」、下り(藤原方面)は鈴鹿山脈の温かみを表現した「山のおくりもの」。


5000系は、3両編成8本を順次導入する予定。三岐線にて、乗務員教習の後、5月中に営業運転を開始するという。三岐鉄道は、三岐線を走る既存の車両について、5000系により順次置き換えるとしているが、営業終了時期は未定だという。