鉄道コム

奥羽本線の豪雨被災区間、4月25日に運転再開 1.5往復は「快速運転」に

2025年2月20日(木)14時50分

JR東日本東北本部は20日、運休が続く奥羽本線新庄~院内間について、4月25日に運転を再開すると発表した。

新庄~院内間に投入するGV-E400系
新庄~院内間に投入するGV-E400系

新庄~院内間は、2024年7月25日の豪雨で、線路内への土砂流入や盛り土ののり面崩壊といった被害を受け、運休が続いてきた。同社では、復旧工事完了の見通しが立ったことから、今回の発表に至ったとしている。

盛り土ののり面が崩壊した真室川~釜淵間
盛り土ののり面が崩壊した真室川~釜淵間
土砂が流入した泉田~羽前豊里間
土砂が流入した泉田~羽前豊里間

同区間は、被災前は電化区間として運用していたが、今回の災害復旧に際し、サステナブルで災害を受けてもより早期復旧が可能となるよう、架線設備を取り外している。使用車両は、ディーゼル車のキハ110系と、電気式ディーゼル車のGV-E400系に変更する。

運転再開後のダイヤは、キハ110系による新庄~真室川間の列車が1.5往復、GV-E400系による新庄~院内・横堀間の列車が7往復となる。後者のうち1往復は、新庄~秋田間を直通。その他の6往復は、横堀駅または院内駅で、湯沢・横手方面の列車と同一ホームで接続する。また、後者のうち下り2本、上り1本は、新庄、真室川、院内、横堀の4駅のみに停まる快速列車として運転する。新庄~院内間で実施してきた代行バス輸送は、4月24日をもって終了となる。

新庄~院内間運転再開後の列車運転本数
新庄~院内間運転再開後の列車運転本数

新庄~院内間の運転再開後の列車本数は、被災前と比較すると、新庄~真室川間、新庄~院内間で、それぞれ1往復減となった。

2025年2月20日(木)14時50分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 伊予鉄道ICい~カードサービス終了[2025年9月]
  • 京阪電気鉄道運賃改定[2025年10月1日(水)]
  • 井原鉄道運賃改定[2025年10月1日(水)]
  • 広島高速交通運賃改定[2025年10月1日(水)]
  • 身延線(鰍沢口~甲府間)TOICA導入[2025年秋]
  • E3系「はこビュン」専用車両運転開始[2025年秋]

鉄道コムおすすめ情報

画像

JR東の「新たな夜行列車」

E657系を改造する、全席グリーン個室の夜行特急列車。2027年春に運転開始予定。

画像

茶色の東武8000系が登場

東上線全通100周年を記念して、8000系81111編成が「ぶどう色1号」塗装に。7月13日運転開始。

画像

秩父に「三岐カラー」の機関車

秩父鉄道と三岐鉄道が、お互いの塗装を塗り替えた機関車を運転。秩父鉄道では6月中旬から。

画像

鉄道動画の撮影・編集のコツ

近年のカメラは、動画撮影機能も超充実! 鉄道カメラマンの助川康史さんが、鉄道動画の撮影のコツや編集方法などをご紹介します。

画像

6月の鉄道イベント一覧

梅雨のシーズンでもイベントは多数開催。6月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。