山陽電気鉄道と加古川市は11日、2025年以降に実施する次期ダイヤ改正において、別府(べふ)駅を特急停車駅とすると発表した。
2024年現在、別府駅は普通列車と「S特急」のみが停車する駅となっている。一方、同駅は加古川市の南の玄関口として多くの利用者があるといい、2023年度実績の1日乗降人員は約8000人と、山陽電車で6番目に乗降客数が多い駅となっているという。山陽電気鉄道では、同駅の混雑緩和を目指し、6両編成の列車が停車できるよう、ホームを延伸するなど、改良工事を実施。2025年早々には工事が完了することから、次期ダイヤ改正での特急停車を開始することを決めたとしている。
また、加古川市では、2024年度から別府駅の駅前広場リニューアルに向けた検討を進めているという。
次期ダイヤ改正においては、既存の普通列車、S特急に加え、「特急」「直通特急」の2種別が、終日停車することとなる。山陽電気鉄道では、停車する列車本数が増加することに加え、明石・神戸方面や姫路方面との移動時間が短くなることで、別府駅の利便性が向上すると説明している。なお、次期ダイヤ改正は、2025年度以降の実施を予定しているが、期日は未定だという。