JR西日本は15日、人機一体、日本信号と共同で、人型重機ロボットと鉄道工事用車両を融合させた多機能鉄道重機を開発していると発表した。
多機能鉄道重機の開発コンセプトや利点は、インタラクティブな作用で直感的に操作できること、形状によらない多様な部材の把持が可能なこと、人が地上にいながら高所作業が可能なことの3点。高所に設置された設備に対応する汎用性の高さを実現し、人の手を要していた作業を機械化することで、生産性と安全性の向上を図る。JR西日本は、多機能鉄道重機の導入により、作業員約3割の削減と、対象作業での労働災害（感電・墜落）をなくすことを目指す。
同社は今後、2022年4月に試作機での試験を実施したのち、2024年春に実用化、営業線での導入を目指すとしている。
