鉄道コム

京急品川駅や北品川駅を改良、東京都が連続立体交差事業に着手

2020年4月2日(木)11時51分

改良後の品川駅断面図
改良後の品川駅断面図

東京都は1日、京浜急行電鉄本線の連続立体交差事業に着手すると発表した。

事業を展開するのは、京急本線のうち、泉岳寺~新馬場間約1.7キロメートルの区間。北品川駅を高架化し、補助第149号線(八ツ山通り)など踏切3か所を除却する。北品川駅は相対式2面2線で、保守線を1線設置する。また、品川駅を現在地より北側へ移設し、地平駅とする。

品川駅の移設は、北品川駅の高架線から品川駅現在線へと接続した場合、勾配や分岐器などの配置により、改良範囲が広くなることを受けたもの。地平化にあわせて、駅設備を現在の2面3線から2面4線へ増強。JR線と同じ2階に改札口やコンコースを設置し、利便性も向上させる。

連続立体交差事業は、1日に国土交通省から都市計画事業の認可を取得したもの。事業費は1247億円で、2020年度から2029年度にかけて実施する。東京都は、本事業による踏切の除却により、踏切遮断による交通渋滞及び踏切事故が解消され、道路と鉄道それぞれの安全性が向上するとしている。

2020年4月2日(木)11時51分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

鉄道コムおすすめ情報

画像

相鉄に新型車「13000系」

「デザインブランドアッププロジェクト」第2フェーズとして導入。2025年度運転開始。

画像

京王9000系リニューアル

京王9000系の10両編成にリニューアル車が登場。対象第1本目は2025年春に運転開始。

画像

「500系のぞみ」が復活

500系による「のぞみ」が団体臨時列車としてリバイバル。3月9日に新神戸→博多間のツアー列車として運転。

画像

京成の新型車「3200形」詳細

実は「ギリギリ」な設計だった? 京成電鉄の新型車両「3200形」を深掘りします。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

2月の鉄道イベント一覧

臨時列車運転情報ぞくぞく掲載。鉄道旅行や撮影の計画は、鉄道コムのイベント情報で。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。