鉄道コム

JR西、さまざまな形式に対応する世界初のホームドア開発に着手

2019年11月20日(水)15時50分

新開発したホームドア
新開発したホームドア

JR西日本は20日、大阪駅付近で2023年に開業を予定する「うめきた新駅(仮称)」への設置を目指し、新たなホームドアの開発に着手し、1次試作機が完成したと発表した。

新たなホームドアは、一般車両や特急車両など、さまざまな形式のドア数・編成長に対応するフルスクリーンタイプのもの。戸袋の役目を果たす「親扉」1枚に対し、車両ドアに合わせて開閉する「子扉」2枚を配置するユニット構成で、ユニット自体が左右に移動することで、さまざまな車種・編成に対応する。親扉の側面には2Dセンサーを設置し、ユニット移動時などの衝突や戸挟みを防止する。

このホームドアの設置を予定するうめきた新駅は、開業時にはおおさか東線が乗り入れるほか、2031年には、なにわ筋線も乗り入れる予定。これにより、さまざまな形式や編成長の列車の発着が見込まれる。同社は、現在各路線で展開している昇降式ホーム柵や、各メーカーが開発を進める新型ホームドアでは対応が困難であるため、このホームドアの開発に着手したという。

同社は今回、JR西日本テクシアやナブテスコと共同で、1次試作機3ユニット分を完成させた。JR西日本は今後、このホームドアのさらなる開発・検証を進めるとしている。

2019年11月20日(水)15時50分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

鉄道コムおすすめ情報

画像

側面はふたたびラッピングに

京急が2025年度に1000形8連2本の導入を発表。側面は「塗装」から「ラッピング」に戻る形に。

画像

JR東海の311系、6月末引退

名古屋圏で活躍した311系が6月末で定期運用終了。引退前の記念装飾掲出、廃車回送乗車ツアーも。

画像

「緑色のサザン」復活

特急「サザン」用の南海10000系1本が、6月からデビュー時の濃淡グリーンのツートンカラーに。

画像

名鉄の新型車両「500系」

既存の100系を置き換える車両。鶴舞線直通用として、2026年度より順次導入。

画像

ニコン「Z5II」の実力は?

スタンダード機でも性能充実! 鉄道カメラマンの助川康史さんが、ニコンの新ミラーレスカメラ「Z5II」の魅力をご紹介します。

画像

5月の鉄道イベント一覧

新緑がまぶしい季節となりました。5月のプラン立てには、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。