阪神電気鉄道

名車両の系譜

小型車に始まり独創的な進化を遂げる

3011形

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従来の阪神のイメージを覆す大型車体と曲線を駆使したデザインで登場した3011形。編成は、後に4連×2本、3連×1本、2連+2連が1本を経て、5連×1本、3連+2連が2本の計3編成に組み替えられた。本線福島駅 写真=宮内明朗

1954(昭和29)年に登場した阪神電気鉄道初の19メートル級大型車。日本の高性能電車の草分け的存在で、直角カルダン駆動方式を採用した。主電動機出力59・7キロワットの全電動車方式である。車体は片側2扉で乗降扉間にボックスシートを配置。前面は流行の流線形の湘南形2枚窓とした。3連×5本が新製され、特急に投入された。64(昭和39)年には前面貫通化、ロングシート化などの改造を受け、3561形・3061形に改番。後には3扉化、冷房化され、89(平成元)年まで「赤胴車」の一員として走った。

文・土屋武之

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阪神電気鉄道の名車両

日本初の都市間電気鉄道としてスタートした阪神電気鉄道は、車両限界の関係により当初は小型車しか運用できなかったが、限界拡大の努力を続け、昭和29年には大型車の運用が可能となった。線区の実情に合致した「ジェットカー」のような車両も以後、輩出することになる。

  • 401形(801形)

    1926(大正15)年に登場した14メートル級鋼製小型車。

  • 851形

    1936(昭和11)年に登場。

  • 71形

    1937(昭和12)年に10両が新製された軌道線(国道線・甲子園線)用電車。

  • 5001形・5101形・5201形

    駅間距離が短い本線の普通列車用に開発された「ジェットカー」の初期グループ。

  • 3301形・3501形

    1958(昭和33 )年に登場。

  • 7801形・7901形

    1963(昭和38)年から計90両が量産された「赤胴車」。

<週刊朝日百科>歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄

12号 阪神電気鉄道、阪急電鉄(2)

2010年10月19日(火)発売

第12号の表紙画像
朝日新聞出版発行

本線/神戸高速線/阪神なんば線/武庫川線、神戸線/神戸高速線/伊丹線/甲陽線

  • ● 懐かしい鉄道風景探しの旅
  • ● クロニクル阪神電気鉄道 阪神の都市間輸送を担った歴史
  • ● クロニクル阪急電鉄(2) 住宅地開発とともに発展した歴史
  • ● 名車両の系譜 (阪神)71形、(阪急)5200系 ほか
  • ● 今を走る車両カタログ (阪神)1000系、(阪急)9000系 ほか
  • 【連載】
    • 評伝・私鉄の人/野田誠三

朝日新聞出版提供

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