駆け抜けた名列車

特急「ひばり」 - 新幹線登場で消えたエル特急の代表格

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キハ80系で誕生した特急「ひばり」は、1965年10月から483系により電車化された。黒磯付近 1968年7月 写真=宮内明朗

1972(昭和47)年、運転本数が多く毎時同一の「分」に発着する特急列車が、「エル特急」と名付けられた。その典型となったのが、東北本線上野~仙台間の「ひばり」。61(昭和36)年にキハ80系気動車特急として誕生、63(昭和38)年に定期化されたこの列車は、65(昭和40)年に483系(後に485系も)投入で電車化され、同年に2往復化された。その後も増発が続き、昼夜兼用の寝台電車583系も使用。一部の列車は東京発着となる。「エル特急」となり最盛期の78(昭和53)年には15往復にまで成長した。

こうして隆盛をきわめた「ひばり」だったが、82(昭和57)年の東北新幹線大宮~盛岡間開業により使命を終える。その際の同年11月のダイヤ改定の前日、上野駅で下り最終「ひばり」の発車式が行われ、集まった多数のファンに見送られた。

文・松尾彦孝

<週刊朝日百科>歴史でめぐる 鉄道全路線 国鉄・JR

第23号(東北本線)

2009年12月8日(火)発売

第23号の表紙画像
朝日新聞出版発行

  • ●懐かしい鉄道風景探しの旅 上野から、みちのくへ 栄光と郷愁の北の大動脈
  • ●クロニクル東北本線 繁栄の東京へ人や物を供給した歴史
  • ●追憶の廃線 東北本線(盛岡~目時間/現・IGRいわて銀河鉄道、目時~八戸間/現・青い森鉄道)
  • ●駆け抜けた名列車 特急「はくつる」、急行「松島」ほか
  • ●往年の車両たち C59形蒸気機関車、455系電車ほか
  • ●今を走る車両 485系電車、E751系電車ほか
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    • 鉄道史の舞台/「サンロクトオ」と「ヨンサントオ」
    • 評伝・鉄道の人/臼井茂信

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