駆け抜けた名列車

準急「丹後」 - 行き先が多彩な京都府北部への足

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京都口の観光列車として登場した準急「丹後」。写真は準急色をまとったキハ55系のキハ26形を先頭とする編成。嵯峨(現・嵯峨嵐山)~保津峡間 1962年12月 写真=宮内明朗

京都府北部、丹後地方への列車として名付けられた「丹後」は、1959(昭和34)年、京都を発着する2往復の準急でスタートした。1往復は天橋立、もう1往復は東舞鶴と、行き先が異なり、使用車種は合造車キロハ25形を含む準急形気動車キハ55系を主体としながら、一般形のキハ20・25形も使用した。63(昭和38)年には、京都~天橋立間、京都~豊岡間(西舞鶴経由)各1往復が増発され、普通列車として天橋立~敦賀間の延長も行われるようになる。また、この頃までには、編成は急行形キハ58系主体となった。

そして、66(昭和41)年には急行に格上げされ、京都府北部への足として定着していく(一時期、上り1本だけ準急となった)。以来、本数増強とともに、行き先のバリエーションも増え、最盛期の72(昭和47)年には、8往復にまで成長。その後は本数を削減しながらも健闘し、96(平成8)年まで走り続けた。

文・松尾彦孝

<週刊朝日百科>歴史でめぐる 鉄道全路線 国鉄・JR

第14号(山陰本線)

2009年10月6日(火)発売

第14号の表紙画像
朝日新聞出版発行

  • ●懐かしい鉄道風景探しの旅
  • ●クロニクル山陰本線 山陰縦貫までの延伸の歴史
  • ●駆け抜けた名列車/特急「出雲」、急行「だいせん」ほか
  • ●往年の車両たち/DD54形ディーゼル機関車ほか
  • ●今を走る車両/183系電車、285系電車、キハ187系気動車ほか
  • 【連載】
    • 鉄道史の舞台/日本鉄道建設公団
    • あの日の小景/日付印字機
    • 評伝・鉄道の人/井上 勝

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