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ホンモノの電車がお出迎え。博物館のような待合室

2022年4月12日(火) 鉄道コムスタッフ 井上拓己

電車待ちの時間を、快適に過ごせる待合室。近年は駅の設備改良によって設置箇所を増やした鉄道事業者も多く、大きな駅でなくても見かけることが多くなりました。

江ノ島電鉄(以下、「江ノ電」)の中核駅のひとつ、江ノ島駅にも、2009年に待合室が設置されました。が、初めての方は、ここが待合室だと、にわかに信じられないかもしれません。

電車の顔が強烈な印象の待合室
電車の顔が強烈な印象の待合室

真っ先に目に飛び込んでくるのは、電車の顔。この303号車は2007年に現役を引退した後、先頭部分が切り取られ、待合室のマスコット(?)として第二の人生を送ることになったのです。本棚や乗客が自由に記入できるノートがあるなど、オリジナリティあふれる待合室は各地にありますが、本物の電車が鎮座するというものは、全国的に見てもここだけではないでしょうか。

それだけでなく、ここには江ノ電の模型やジオラマ、さらに小さな資料コーナーもあります。資料の内容は定期的に入れ替えられており、さながら博物館の企画展示のよう。「鉄分」の濃い方はもちろん、そうでない方も、もっと江ノ電が好きになること、請け合いです。

模型、資料展示スペース
模型、資料展示スペース

このような施設に一風変わったアレンジを加える「遊び心」が、江ノ電の魅力のひとつであると、筆者は思っています。ちなみに江ノ電には、このような「遊び心」を感じられる駅が、ほかにもあります。なにが隠されているのか、探検してみませんか。

江ノ島駅待合室のオープン時間は、6:00~22:30です。

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