鉄道コム

鉄道コらム

地下鉄の車両、どこから入れる?

2021年7月23日(祝) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

その昔、「地下鉄の電車はどこから入れたの? それを考えてると一晩中寝られないの。」という漫才がありました。たしかに、ずっと地下を走っている地下鉄の車両、どこから運び入れたのでしょうか。

その答えは簡単、地上に設置した車庫へ運び入れるのです。たとえば、日本初の地下鉄である銀座線は、開業当時から上野駅付近の地上に車庫が設置されています。また、東京メトロの半蔵門線や、開業当時の都営浅草線のように、線内に車庫スペースを設けることができない場合、直通運転先の他社線内に車庫を設置していることもあります。

直通先の東急線内に設置されている、半蔵門線の車両基地
直通先の東急線内に設置されている、半蔵門線の車両基地

一方、沿線の都市化の進行などで、地上に車庫を設けることができない路線も出てきました。そのため、都営地下鉄新宿線や大江戸線、大阪メトロ長堀鶴見緑地線や今里筋線などでは、本格的な車両基地を地下に設置しています。肝心の車両搬入はというと、車両基地に縦穴を設け、クレーンで地上から地下へ車両を降ろすことで対応しました。

そのほか、路線建設の進行上、搬入用の縦穴を備える大規模な車両基地を設けることができない路線がありました。

1964年に高田馬場~九段下間が開業した東京メトロ(当時は営団地下鉄)東西線は、開業当時は線内に大規模車両基地がなかったため、竹橋駅付近に仮の搬入口を設け、車両をトンネル内に搬入。1967年の東陽町駅開業によって深川検車区が稼働を開始するまでの約3年間、東西線用車両は九段下~飯田橋間に暫定的に設置されていた検車区で検査を受けていました。

また、名古屋市交通局の東山線や鶴舞線、現在の大阪メトロ御堂筋線も、当初は東西線と同様の体制を採っていました。

鉄道コムお知らせ

画像

好きなJRの特急車両に一票を

全国を走るJRの現役特急車両のなかから、好きな車両にご投票ください。「旅と鉄道」共同企画

鉄道コムおすすめ情報

画像

京都鉄博の500系がエヴァに

京都鉄道博物館の500系が、10月28日から「500 TYPE EVA-02」仕様ラッピングで展示。

画像

大阪駅で150年記念フェア

10月14日・15日に大阪ステーションシティで鉄道開業150年の記念イベントが開催

画像

「ラピート」泉北ライナーへ

「ラピート」用の50000系が、特急「泉北ライナー」に投入。11月1日から1日5~6往復運転。

画像

プロの鉄道写真家の仕事とは?

写真はよく見るけれど、具体的な仕事内容は知らない……そんなプロの鉄道カメラマンの仕事を、助川康史さんが解説します。

画像

鉄道イベント検索の新定番

臨時列車の区間やグッズ販売の場所を全国地図で表示する機能が登場。期間や条件の絞り込みも

画像

10月の鉄道イベント一覧

数百件の情報を掲載中。鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。