JR九州は、「ピクミン」シリーズとのタイアップ企画「PIKMIN×JR九州~魅惑の惑星キュウシュウを探索せよ~」の一環として、3月1日、2日に、臨時特急「ピクミン号」を、博多~熊本間で運転します。

任天堂のゲーム「ピクミン」シリーズとJR九州がタイアップしたこの企画は、2024年12月から2025年6月までの期間で、九州全域で開催中。各地でイベントが開催されるほか、885系と787系を用いたラッピング車両も運転されています。今回設定された臨時特急は、熊本駅でのイベント開催にあわせたもの。2つのラッピング車両が充当される予定です。
885系は、博多~大分などの特急「ソニック」や、博多~武雄温泉・佐世保間の特急「リレーかもめ」「みどり」などで使われている特急型車両。JR九州では、885系が鳥栖~熊本間を走行するのは初めてのことだと説明しています。ゲームとのタイアップで実現した臨時特急ですが、鉄道ファン的にも注目の列車となりそうです。

787系は、現在は特急「リレーかもめ」や「にちりん」などで使われている車両。ラッピング車両となったBo-6106編成は、通常は大分・鹿児島方面の特急列車を中心に運用されている4両編成で、普段は博多駅や熊本駅に定期列車で入線する機会はありません。ただし、同編成はかつて博多~熊本間などの特急「有明」で使われていたため、車両のみに注目すれば、かつての活躍場所への帰還とも言えそうです。
臨時特急「ピクミン号」は、3月1日、2日に、博多~熊本間で1日2往復運転。いずれも全車指定席となっています。