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京都鉄道博物館で「異様な見た目」の車両が特別展示! 年末年始の期間限定

2024年12月6日(金) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

京都鉄道博物館は6日、JR西日本の「DEC741」を特別展示すると発表しました。

京都鉄道博物館で特別展示される「DEC741」
京都鉄道博物館で特別展示される「DEC741」

京都の梅小路公園近くにある京都鉄道博物館では、営業線(旅客列車などが走る線路)と館内の線路が繋がっていることから、現役車両などを期間限定で特別展示する催しを、たびたび開催しています。

今回展示が発表されたのは、「総合検測車」という分類の車両であるDEC741。DECは「デック」と読み、ディーゼルエンジンを用いて発電した電気で走る、電気式気動車であることを示します。このDEC741は、電気設備や線路設備などを走行しながら検査・測定できる車両で、機能は異なりますが、新幹線の「ドクターイエロー」のような存在です。

この車両の特徴は、屋根上にズラリと並んだカメラ。沿線の電柱や信号機、がいしなどを撮影し、そのデータをAIが解析することで、設備の状態を確認するための装置です。カメラの数は、なんと50台も。そんな異様である見た目のDEC741ですが、今回特別展示される場所では、車両を上から観察できるスペースがあるため、普段はじっくりと見られない部分を、しっかり見学できます。

DEC741が搭載する「電気設備診断システム」の機器類。カメラがズラリと並ぶ姿は異様です
DEC741が搭載する「電気設備診断システム」の機器類。カメラがズラリと並ぶ姿は異様です

京都鉄道博物館でのDEC741の特別展示は、2024年12月27日から2025年1月3日まで。展示箇所は、本館1階の「車両のしくみ/車両工場」エリアです。

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