2010年2月16日(火)~
2月14日、鉄道ファンが列車の撮影目的で線路内に入り、列車の運行を妨げたことが大きく報道されました。この列車妨害では45本の列車が運休または遅延し、一般の鉄道利用者にも大きな迷惑がかかりました。鉄道事業者も警察へ被害届の提出を検討していたほどです。
昨今、臨時列車やイベント列車において、一部の鉄道ファンが一般の人々に迷惑をかけるという行為が、顕著になっています。これは鉄道ファン全体の世間一般のイメージを悪くさせ、結果的に鉄道ファンの活動が狭められることにつながります。
今回鉄道コムでは、鉄道ファンのマナーについて、特に列車撮影の際に気をつけるべきことを、まとめました。この機会に、あなたの鉄道趣味活動におけるマナーについて見直してみてください。また、あなただけでなく、近くにマナーの悪い人を見かけたら、注意を促すことも怠らないでください。皆さんで、鉄道ファン全体のマナー向上に努めましょう。
※鉄道ファンのマナーについて、あなたの意見や感想を、このページの下で募集しています。コメントをお寄せください。
線路内は立ち入り禁止です。線路沿いの私有地(畑、農地、マンション)も、事前に許可を得ている場合をのぞいて立ち入ってはいけません。また、駅構内で「立入禁止」とされているホーム先端などのエリアも同様です。いくら珍しい列車でも、どれだけ他の場所が人でいっぱいになっていても、立ち入り禁止エリアに入ってはいけません。そのような人を見かけたら、毅然(きぜん)とした態度で注意しましょう。
駅ホームから撮影する場合は、黄色い線(点字警告ブロック)や白線から外に出て撮影してはいけません。安全柵やホームドアが設置されている場合は、そこから身を乗り出さないように気をつけましょう。また、駅以外の線路沿いから撮影する場合は、線路から十分に離れ、誰が見ても安全だと思われる場所や姿勢で撮影してください。自分では安全だと思っていても、列車の運転士が見て危険だと判断した場合は、緊急停止や徐行の手配がなされ、列車の運行を遅らせることにつながります。気をつけましょう。
駅構内で三脚を広げたり、長時間同じ場所で居座ったりすることは、一般の鉄道利用者の通行を妨げることになるため慎みましょう。車両の撮影などのために、一般の鉄道利用者の通行を妨害したり、罵声(ばせい)を浴びせて立ち退きを要求するようなことは、絶対にしてはいけません。駅のホームや車両の中は、本来鉄道ファンが撮影や録音するための場所ではないことを認識しましょう。
一般の乗客に迷惑をかけないのも当然のことですが、列車の乗務員や駅係員にも迷惑をかけてはいけません。旅客列車以外のダイヤや運行情報を駅係員に聞き出そうとしたり、運転士や車掌に向けてフラッシュで撮影してはいけません。鉄道従事者の業務の妨害につながることは、やめましょう。なお、鉄道従事者からの指示は守らなければいけません。駅構内や列車内で撮影を禁止された場合は速やかに中止してください。
珍しい車両が撮影できる場所には、多くの鉄道ファンが集まります。長時間撮影できる場所では、声をかけあいながら順番に撮影しましょう。一方、一瞬で通過する場所では、後から来た人がまわりを見渡して先に来ている人の撮影の邪魔にならないようにしましょう。鉄道ファンは近年増加傾向にあります。撮影時でのマナーの認識が甘い、鉄道ファンになったばかりのファンも多くいます。自分の撮影の邪魔になるからといって、いきなり大声で怒鳴るようなことはやめて、時間が許す限りその人のそばによって、お手本となる行動やマナーを教えてあげましょう。
【みんなの投稿】鉄道ファンのマナーを考えよう!