EOS 7Dのここが鉄道写真に効く

EOS 7D

キヤノン EOS 7D

センサー:
CMOSセンサー
有効画素数:
約1800万画素(APS-Cサイズ)
静止画記録形式:
JEPG/RAW(14bit、キヤノン独自 )
ラージ:5184×3456画素
ミドル:3456×2304画素
スモール:2592×1728画素
動画記録形式:
MOV 形式
(1920×1080ドット 30fps(29.97fps)/25fps/24fps(23.976fps)、
1280×720ドット 60fps(59.94fps)/50fps 、
640×480ドット60fps(59.94fps)/50fps)
記録媒体:
CFカード(U-DMA対応)
ISO感度:
ISO100?6400(感度拡張12800)、自動設定可能
商品構成(各オープンプライス):
EOS 7D・ボディ 実勢価格:18万8000円
EOS 7D・EF-S15-85 IS U レンズキット 実勢価格:26万8000円
EOS 7D・EF-S18-200 IS レンズキット 実勢価格:25万8000円
※2009年10月13日現在で独自に調査した税込み価格です。

有効約1800万画素の優れた解像感

約1800万画素のCMOSセンサー

車輌の細かなディテールまでクッキリと捉えられる約1800万画素のCMOSセンサー。一度この解像感を体験したら、もう低画素のカメラには戻れない。

秒間最高約8コマの連写性能

映像エンジン『DIGIC 4』を2基搭載

キヤノンがデジタル一眼レフで培ってきた、映像エンジン『DIGIC 4』を2基搭載。そして高速・8チャンネル信号読み出しに対応したCMOSセンサー、高速なミラー駆動とシャッターチャージを実現する高性能2モーターシステム、専用マイコン搭載のAFシステムが連携することで、秒間最高約8コマの連写性能を実現。

列車の動きを的確に捉えるAIサーボAF II

『オールクロス19点AFセンサー』+『AIサーボAF II』

列車の動きを的確に判断して素早くAFを合わせる『オールクロス19点AFセンサー』+『AIサーボAF II』。もうピントを固定して特定の場所で列車を待たなくとも、ファインダーで列車を追いながら好みの場所でシャッターが切れる。

暗い駅構内でも撮れる高感度・ノイズリダクション

ISO感度を上げた場合に発生するノイズを低減

ISO感度を上げた場合に発生するノイズを低減。さらにシャドー部のノイズを軽減するノイズリダクションとの組み合わせにより、駅構内や夕暮れ時の暗い場所でもクリアな画像が得られ、同時に被写体ブレも防ぐことができる。

晴天下でも白飛びしないダイナミックレンジと自然な階調

豊かな階調表現を実現

ステンレスの車体や白い車体の塗装や帯など、白飛びしやすいシーンでは高輝度側・階調優先機能により、白飛びを抑制。グレーからハイライトまで、豊かな階調表現を実現。

フルハイビジョンでドラフト音の感動がそのままに

1920×1080ドット30フレームのフルハイビジョン画質での動画撮影を実現。写真だけではなく、動画撮影もこれ1台で対応できる。さらに動画撮影中に写真の撮影も可能。

鉄道写真家 広田 泉が語るEOS 7D

広田泉

広田泉プロフィール

1969年東京生まれ。スピード感あふれる乗り物に幼いころから興味をいだき2歳で初めて鉄道写真を撮る。現在は写真展などで作品を発表するなかカメラやレンズを初めとする機材全般のインプレッションや開発を多く手掛ける。 また写真教室や撮影会、TVなどで写真の楽しさを広く伝えようと活動中。2008年よりデジ侍のメンバーとして参加を開始。2009年はNYで写真展を開催。EOS学園東京校講師。

パーソナルスポンサー

*/ ?>

広田 泉の「EOS 7Dはこんなカメラだ!」

これはもう鉄撮りカメラの決定版と言えるでしょう!

 写真の3大要素と言えば、「ピント」「露出」「構図」です。EOS 7Dは鉄道撮影において、この3大要素全てにおいて素晴らしい性能を持っており、まさに「鉄道向きのカメラ」と言えるでしょう。

  EOS 7Dなら、ビギナーからプロまで満足できます。ビギナーならカメラがいい絵を撮るためのサポートをしてくれますし、階調や解像感はプロ機にも引けを取らない性能を持っているため、ちょっと古めのハイエンド機を使っているベテランが買い換えても十分に使えます。ここまでの性能があれば、フィルムカメラを使っている感覚で、液晶で仕上がりを確認しなくともファインダーを覗きながら被写体を攻めていけます。

ここがポイント!!

  • ピント いくら画素数が高くても、ピント性能がついていかなければ、その画素数を生かしたクッキリとした、いい写真は撮れません。その点、EOS 7Dは約1800万画素という高画素数を持ちながら、ピント性能が高く画素数に対してピント性能が勝っています。特に『AIサーボAF II』は、遠方から近づいてくる列車を撮るときに、ファインダー内で列車が加速してくるように見えるが、この加速に対してAFが最後までしっかりと追いついてきます。また、走行中の列車を撮るときに電柱や架線などでピントが一時的に弾かれても、回復して追随します。暗いトンネルや駅構内などでも動いている列車にピントを正確に合わせてくれるのも驚異的です。
  • 露出 『高輝度側・階調優先機能』を使うことで、晴天下にステンレス車体に光りが反射した部分、輝度の高いトレインマークで起こる「白飛び」や、暗いトンネル、駅構内での車輌下回りの「黒つぶれ」が軽減されます。もちろん、全く白飛びがしないというわけではありません。しかし、色が飛ぶ寸前の階調が広がっており、従来のカメラに比べて色が飛びにくくなっています。さらにRAWと併用すれば、一見飛んでいるように見えるデータでも調整することで、きちんとディテールが戻ってくることも多いです。青信号などは、真ん中が白く飛んでしまうことが多いのですが、使っていて飛びにくいです。ISO感度を上げると、車輌の下回りにノイズが乗りやすいので、今まではISO200以上には上げなかったのですが、ISO640まで上げても大丈夫です。ISO感度を上げられるとシャッタースピードが稼げるので、暗い場所でもブレによる失敗写真を防げますね。
  • 構図 ファインダーの視野率が約100%で、とにかく見やすい。ファインダーを見たままの写真が撮れます。写真の構図を決めるときに、自分の想定しているタイミングでシャッターが切れるかどうか、レスポンス性能が重要になってきますが、今までのカメラで一番安定して早く切れると思います。『高性能2モーターシステム』による、ミラー駆動とシャッターチャージを各専用モーターで高速駆動しているのが効いているのでしょう。センサーサイズが『APS-C』と聞くと「フルサイズがいい」という方もいるようですが、鉄道写真ならばむしろ『APS-C』の方が向いている部分もあります。広角側も最近では、いいレンズがリリースされております。フルサイズに比べ相対的に短い焦点距離のレンズで撮影することが可能になり、大きく絞らなくても被写界深度が深くなります。さらに、シャッタースピードが稼ぐこともできます。ですので、先頭から最後尾まで編成がクッキリ写せるのがポイントです。

広田先生作例

※クリックで拡大画像表示

シャッタータイミングのテスト。先頭車のスカートが切れたところを狙って1ショット。そのまま連続で2ショット目を撮影。

*/ ?>
※クリックで拡大画像表示
カメラ:
EOS 7D
レンズ:
EF70-200mm f/2.8L USM/(F5、1/1600秒)

ディーゼルカーと地面が発する熱により立ち上る陽炎を捉えた一枚。熱による揺らぎでにじんでいる地平線の空気すら描写できる。さらに、この距離でも波しぶきの粒を捉えている。これらは驚くべき描写能力だ。

※クリックで拡大画像表示
カメラ:
EOS 7D
レンズ:
EF-S18-200mm f/3.5-5.6 IS/(F5.6、1/80秒)

パンタグラフのネジ1本まで写る驚くべき解像度とピント性能。ピクチャースタイルにニュートラルに設定し、一切シャープネスを掛けていない状態でもここまで写る。さらにシャープネスを掛ければもっと鮮明な写真になる。

※クリックで拡大画像表示
カメラ:
EOS 7D
レンズ:
EF24-105mm f/4L IS USM/(F5、1/640秒)

カメラ自体が持っているダイナミックレンジが広いため、デフォルトの状態で撮影しても、白飛び、黒つぶれがしにくい。『高輝度側・階調優先機能』を使用することにより、黒つぶれしないように露出を上げて撮影しても、ハイライト部分の白飛びを抑え、自然な階調で表現できる。

動画作例 撮影:シバタススム

※再生環境によって画質が異なる場合があります。低画質モードでは本来の映像が再現されない場合がありますので、再生するときには必ず「HDモード」でご覧下さい。

253系 成田エクスプレス

夕方の17時前後に撮影したもので、日は既に陰ってきているが、車体側面に反射する光は強い。車体上部の赤ラインは色が飛んでいる厳しい条件下ではあるが、車体のディテールはしっかりと出ている。EOS 7D + EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS使用。

東海道線 211系

細かい架線柱やパンタグラフ、床下機器はにじんだり、黒く潰れしやすい部分だが、しっかりと表現されている。全体の解像感も良好。動画でも階調に破綻がない。測光も的確にされている。EOS 7D + EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS使用。

ブロガー募集

鉄道写真家 広田 泉先生と一緒に成田エクスプレスを撮る

 鉄道コムでは、キヤノン EOS学園でも講師を務める鉄道写真家 広田 泉先生と一緒にEOS 7Dを使って成田エクスプレスを撮る、プレミアム講習会にブロガー様3名をご招待します。EOS 7Dはキヤノン様より当日貸し出されるため、EOS 7Dを体験しながらプロの写真家より撮影術を学べる貴重なチャンスです。

参加ブロガーの募集は終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。
この撮影講座のレポートは以下のリンク先からご覧頂けます。

レポート編 第1回はこちら ズームレンズとAIサーボAFを利用したズーミング撮影
レポート編 第2回はこちら EOS 7Dのフォーカス性能を利用した流し撮りとフルHD動画撮影
レポート編 第3回:11月24日公開予定
募集期間: 10月16日(金)~10月26日(月)正午まで
受講費用: 無料
募集人員: 3名(厳正なる選考を行い、当選者に通知をいたします。)
参加条件: EOS 7Dの使用感をご自身のブログでレポートしてください。
当日必ず参加できる方のみ応募してください。
実施日時: 10月31日(土)9時00分~18時頃(雨天決行)
場所: 総武本線沿線で実習後、銀座EOS学園もしくは品川キヤノンSタワーで講習
持ち物: 写真入りの公的身分証、4GB以上のCFカード、雨具
  • ※選考結果は10月27日までにお知らせいたします。通知がない場合は落選とご判断ください。
  • ※当日の交通費は自己負担となります。集合場所は当選者のみに通知いたします。
  • ※当日は身分証と引き替えにEOS 7Dをお貸し出しいたします。
応募する
*/ ?>

プレミアム講習会の募集は終了いたしました。たくさんの応募ありがとうございました。

講習会の様子はこちら
第一回・・・・・・・ 第二回・・・・・・・ 第三回・・・・・・・

*/ ?>
▲ページトップへ